ま総研2000(まどの総合研究所ver.5.1)

みんながみんなその物事に興味があると思っちゃいけないよという精神で綴る備忘録

ごきげんよう 後ろ向きトリオの回 2011年8月26日放送分 録画視聴メモと見せかけたネガティブ芸の難しさを考える回

   

眠れないので、ちょっと録画していたのを見た。指原さんによるネガティブ芸って結構、大変だなあと思ってみた。ということで、今回、ハイパー上から目線の言論が続くので、ファンの人は読まない方が、精神衛生上いいかもしれない…ってことで続ける。

いわゆる、自分をかわいくないとするネガティブ芸のことなんだけれど、身内の中では、ネガティブキャラは確立しているだろうから、相手もその扱いをしてくれるので、グループ内やファンの間では、現状でのネガティブ芸は、おそらく成立するだろう。

でも、世間は貴方が思っているほど、貴方のことなんて知らないよということで、「かわいくない」と自分で言ってしまうと、案の定、客もMCの小堺さんも「そんなことないよー」ってなってしまっている現状が、そこにはあった。

そもそも、テレビに出ている人で、「かわいくない」という立場で大活躍している人は、たくさんいる。そこから見れば「そんなことないよー」っていう、お客さんの評価は、多分、正しい。

今回のネガティブ芸の難しさは、客やMCから「そんなことないよー」と言われると、1度、トークの流れが止まっちゃうという難点がある。そして、下手をすれば、「自信があるからアイドルになったくせに、その発言はなんだよ!」という反感を買いやすくなってしまうという欠点がある。

しかも、今回、妙に選挙で高位置を取ったせいで、よけい、反感を受ける可能性が高くなってしまっているという現状がある。ということで、指原さんによるネガティブ芸は、結構、難易度が上昇していると私は見る。

「かわいくない」「そんなことないよー」の段階で、即座に自虐で返すか、それが返ってくることを見越して決め打ちした台詞を用意できるのなら、多分、大丈夫なんだろうけれど、もし、そうじゃない場合、あるいは、決め打ちしていた台詞が使えない状況だった場合、結構、大変だ。

でも、戦略上、ネガティブ芸は多分やり続けないといけない立場だろうから難しい。

で、ここで、いわゆる外部仕事でネガティブ芸をやった時のことを、考えてみる。

私の記憶が確かならば、指原さんは、さんま御殿に2回ぐらい出たと思うけれど、1度目に、「かわいくない」という趣旨の発言をした際は、MCある工場長や他の芸能人から、即座に「そんなことないよー」となっていた。

で、2度目の時は、流れ的には「そんなことないよー」ではあったけれど、そのあと、「かわいくない」と自分が思う理由、例えば、周囲の子と比べて自分は~という部分があったからこそ、話が続いていけたわけだ。(ちなみに、この回での、危険物処理の資格を取りたい云々の話はちょっとツボだった)

つまるところ、自虐をしている理由が、その場で語られているのなら、話は成立して進んでいくということなのだ。いきなり「かわいくない」では、「そんなことないよー」で、先の展開が進みにくくなってしまうわけですね。

今回のごきげんようにおける話の流れは、「かわいい」と言われると、ついつい言ってくれた人に謝ってしまうということの理由を問われて、「かわいくないから」と答えていたけれど、そうじゃなくて、さんま御殿2回目のように、「かわいくない」という結論に至った理由を答える方が、流れに乗れたのかもしれないなあと思ったりする。

言ってみれば、かわいくないからという表現をせずに、そのことを表現する方法を確立するっていうやつですな。

まあ、何はともあれ、ネガティブ芸って大変なんだなあと思った、ひと時なのでした。

こんないちアイドルの芸風にまじになっちゃってどうするの。完

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