投資で一番大切な20の教え 第4章を読んで、熱狂時に待てるわけないだろうと思った回
読書シリーズ。今回も、ハワードマークス本の話。「価格と価値の関係性に目を向ける」という部分について、あーだこーだ言うのだ。
コンパクト章まとめ
この章をコンパクトにまとめたらこんな感じになるだろうか。
- この筆者は、バリューはいいぞー派の考え方をするタイプ。
- 価格は、ファンダメンタルズに基づく価値(本質的価値)だけじゃなくて、テクニカルや心理も加味するもの。
- 資産は本質的価値を下回るところで買った方が投資利益を得られる可能性が高い。
まあ、当たり前っちゃあ、当たり前のことを言っているのだれど、実際のところ、その行動を取るのは難しいのよね、これ。だって、人間だもの。
あくまで持っている側の正しい判断の運用術
バブルにしたって、ニフティなんちゃらにしたって、サブプライムにしたって、熱狂している状態で「待ち」の立場にたてるのかと言われても、まあ無理。
1だったものが、たかだか数ヶ月で10になるような現実を見せつけられて、「待て」と言われて待てるわけがない。
こんなので待てるタイプの人間は、そもそもかなり持っている人間ぐらいだろう。
わしらみたいなショボい者たちは、そんな金持ち流派がやりゃいいことをやったところで、結局のところ、チリは積もったところでチリでしかないわけだ。
頭の中じゃわかっていても、そりゃ、一撃必殺モードの方が魅力的ですよ、はい。
次回予告?
どうやら、次からの3章はリスクの話を集中的にやるらしい。この手の話でいうところのリスク=ボラティリティというのは知っている話ではあるけれど、どういう展開になっていくのかねえ。
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