4月1日に嘘をつきたい派は要注意 (過去記事エイプリル編)
旧ブログを全部削除する前に、過去記事を掘り起こしていこうという趣旨のコーナー。今回は、2007年4月1日に書いた「嘘情報技術士たちの祭典は4月1日限定であることを忘れずに」を、適当に加筆修正その他魔改造等をしていくのである。
その記事の趣旨は、平たくいうと以下の通り。
- エイプリルフールで発表される嘘には、あからさまな嘘を言う場合と、本当にありそうな嘘を言う場合のだいたい2種類に別れる。
- ただし、本当にありそうな嘘を言う場合、他のサイトなどにソースロンダリングされちゃうと、コントロールできない事態に陥る可能性もある。
- なので、拡散された場合のコントロールができない場合には、あからさまな嘘を言った方がいいですよ。
ってことで、改変スタート。なお、この記事が投稿された時点で、過去記事は消去する。
最近、個人のエイプリルフールネタってあまり見ませんよね
4月1日に嘘情報を発表するというのは、企業サイトでは今でも風物詩のごとく行われている。ひょっとしたら、個人のブログなどではあまりやらなくなっている感じだろうか。というか、そもそもTwitter内では、ちょっと聞いて系や、嘘松型などの、恒常的に嘘を撒き散らしている人もいたりするので、むしろ、その日だけ本当のことを言う状況だったりするのだろうか。まあ、知らんけど。
2タイプのエイプリルフールネタ
さて、そんな4月1日の嘘情報の発表といえば、だいたい、あからさまな嘘情報を発表する場合か、本当にありそうな嘘情報を流すかの2パターンになると思う。
これは、考え方の違いによるだろう。あからさま派の人は、単にブハハと笑ってもらおうという意図がある。一方、本当にありそう派は、ウヒョー騙されたわあ〜と思ってもらうという意図がある。ただし、あくまで意図であって、本当に笑えるものなかか、本当に騙されるかものなのかというのは、また別の話である。
本当にありそうな嘘情報を出すときには注意
ただ、本当にありそう派は、その嘘情報を出すにしても、ちょっとだけ気をつけないといけないことがある。その嘘情報については、無粋とはいえ、4月1日のうちに「これは嘘でした」と宣言しないと、妙な波紋を撒き散らすことになるかもしれないのだ。
というのは、今の世の中は、情報拡散社会である。なんなら、この記事を書いていた2007年よりもはるかに伝達が早い。2007年ぐらいなら、せいざい他のブログで紹介されて、それが伝言ゲームのごとく流れていく程度で済んだだろう。でも、今や、このつぶやきは、サラマンダーより、ずっとはやい。しかも、その伝達記録であるところの、その本当にありそうな話は、ネット上に残ってしまう。
それが、後の世まで残っていて、本当にありそうな話を信じる奴が出て来た場合、目も当てられない状況になる。ちゃんと否定しないと、その嘘情報のコントロールはできなくなってしまうのだ。
ということは、否定の宣言が衆目を集める企業体ならともかく、自分の嘘をコントロールしづらい状況にある個人は、本当にありそうな嘘情報を流すことはお勧めできないわけだ。
あからさまな嘘派もちょっと注意
かといって、あからさまな嘘を言う場合も注意が必要だ。「あからさまな嘘」であると判定できる人が主流派なのかどうかという点には注意した方がいい。
あからさまな〜かどうかの判定基準として、万人がわかるところでやっているならともかく、そのあからさまな〜が、そのバックグラウンド、地域性、風土性など、たとえば、その国でしかわからないローカルなネタに根ざしたものの場合には、それ自体アカラサマナー(LV.800)かどうかがわからない人が多いかもしれない。
すると、普段なら、呟き等で無粋にも元ネタを教えてくれる人がいるところでも、それが埋もれてしまうかもしれない。(無粋にも教えてくれる人が存在することにより、いわゆるパロディブームが現在進行形で来ていると踏んているがこれは別の話) すると、嘘が嘘であるとわからないまま宙ぶらりん情報として、後の世に残ることになるかもしれないわけだ。これは危険ですね。
なので、あからさまな嘘と思われるものも、本当にアカラサマナーなのかを、ちゃんと考えて出さないといけないのである。以上。
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