コピペ文化内で生きぬくための3か条(過去記事チューンナップ)
これは2007年02月05日に前身のブログで書いた記事のチューンナップ版である。その頃書いた文をベースにして、2013年の年始にちょこちょこ付け足したものとなっている。
ネットなんていう便利なものが出来て、もう結構経つ。
レポートを提出しろといわれた学生たちが、ネットで情報を見つけて、必要な部分をコピー&ペーストで文章をつなぎ合わせるという行為があったりだの、その対策をとっている先生方がいたりだの、いろいろ面倒なことになっているようだ。
でも、よくよく考えてみたら、コピペ文化って別にネット世界だけの話ではない。
文脈を無視してマスコミにとって必要な一部分を切り貼りして報じて、叩きに誘導するなんてことは日常茶飯事だったりする。今でこそ表舞台に復活した某芸能人も、文脈から考えるとギャグだとすぐにわかるような、ビッグ発言で干されたりもするわけだからねえ。
こんな感じで、ネット世界だけじゃなくて、リアルワールドにもコピペ文化がしっかりと存在しているわけだ。もっとも、これを正しく言うならカットアンドペースト文化というべきなのだろうが、ここではこれを含めてコピペ文化と呼ぶことにする。
リアルワールドもコピペ文化の支配下にある。
そんな支配下では、いくら長々と話をしてところで、使用された一部分の言葉だけが意図的に選択されて、他のところに広まることになることが多々ある。
2012年の年末の賞レースにおいても、文脈と流れをみれば特に問題の無いフレーズでも、意図的に選択されて面倒なことになっている。これが日本の現状です。
昔だったら、こういうのを広めるのは主にマス媒体だけだったものの、今やネットメディア、なんなら個人媒体も、その片棒を担ぐことになっているので、猶更たちが悪いのはさておき…
こんな面倒なことになりたくないならば、言葉を使用するときには、この3か条を念頭に置いておきたいと思ったのだった。自省を込めて。
1.言葉は短く
言葉はできるだけ短くする。ワンフレーズならなお良い。そうすれば、必然的に突っ込まれるポイントが減る。ちょっとでも長くしゃべると付け込まれる。
2.比喩禁止
比喩表現は、言葉の意味がわかりやすくこともある一方、曲解される可能性がある。比喩を使わずに説明できるのならば使うな。
3.自分の言葉の価値をゼロに近づける
自分の言葉への責任・信用なんてものがあるから、問題が発生したときに大きくなる。最初からこいつの言葉は無責任で信用できない。無視しておけという状態なら、問題にする人すら出てこないだろう。
この3か条を、肝に銘じておけば、この面倒くさい世の中を渡り歩いていけることだろう。
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