とある卒業からの派生問題をうっすら考える回 備忘録677回
たとえば、グループからの卒業話が出ると、世間へのリーチ力がある人がいなくなったらどうするんだという流れと、板の上での活動に対して、支える人が多いから十分賄える(実際に興行ベースで賄えているという実績が長く続いている)ので大丈夫の流れが発生する。
ちなみに、私の旗は、世間至上主義に近い。せめて1人ぐらいリーチ力がある人を保持しておかないと、人は増えないし、そうなると支えるにしたって実弾用意するのも大変よという思想となる。なので、その思想に基づいて話を続ける事になる。
リーチ力重視サイドで思い浮かぶ現状での問題点
ってことで、私が気になることといえば、ファンが温かく見てくれない世間において、いわば、他流試合の環境において戦える人材を、秋までに1人以上育て上げる事ができるのかという点が気になるわけだ。
そもそも自分たちの興行で忙しいというのは、今更仕方ないのでいいとして、現況での他流試合での問題は色々ある。とりあえず、3つあげるとこんなことが思い浮かぶ。
- キャラ付けに縛られて、何かやろうとしすぎて、相手の話をあまり聞けていないという、通常の会話ができない問題
- 投げっぱなしのボールを受け止めて返せるMCはそうそういないという、中堅MC脆弱性問題
- そもそも、世間に対するリーチ力を持った人を生み出したところで、そんな1人立ちできる人に対してファンは引き続き推せるのかどうかというファン心理問題
3番目の問題は、興行重視型のチームだったりすると、かなり闇の深い面倒くさい問題になるだろうし、2つ目の問題は、MCによる芸人至上主義問題にも繋がって話がかなり面倒くさい。なので、比較的、闇が深くない1つ目の問題に絞って考えてみるのだ。
キャラ付けに縛られる事の弊害
さて、他流試合を観察して、なんとなく見受けられるのは、自分たち付けたキャラを押していこうとする傾向が強過ぎることによる会話のチグハグ感である。なんか、通常の会話ができない人たちだなあ感にある。
この事は、ご卒業の人とか、別グループではあるけれど天使の羽根の髪の結びの人といった、リーチ力という点での成功体験があるからこそ発生しているのだろうなあとは思う。
でも、彼女らの本質は、振られた話に対してどう返すかという回転の速さの方である。そして、それはかなり特殊な能力である。
なので、そっちの能力を考えずに、キャラ重視します。そのために、会話をちょっとだけ無視しますということになってしまうと、どんなMCでもやりにくいだろうし、見ている側からしても、なんかねえ…感が強くなる。結果、秋以降は、下手するとかなりの地獄絵図の状況になること請け合いである。
通常の会話を通常にできること
かといって、会話に対する対応力・反応力っていうのは、そんなすぐできるってもんでもない。なので、せめて、「通常の会話が通常にできる」という、もっと根本的なところを解決した上で、キャラ付けをした方がいいんじゃないのかなあと思うのであります。
別に何かを仕掛ける気がなくても、通常の会話に対して、その人に取っては通常に返したと思っている解答が、他の人たちにとって、ちょっとでも何か引っかかるものだったら、そこはさすがにMCを任されている人だったら逃しはしない。
結果、その引っかかりをMCが広げる事で、何か新しいものがみえることだってあるかもしれない。そうして得る事ができたキャラクターになれば、自分たちが付けたものよりは、はるかに見ている側に取ってもキャラ性として受け入れやすい。
返しの台詞自体は「なんでですかー」の一点突破型であっても、通常の会話はちゃんとできていた大明神さんという好例もあるんだからさあ。
こんなアイドルグループの動向に、まじになっちゃってどうするの。完。
1年前の記事(2013年5月4日-5日)
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