テレビ不信のフローを考えるの巻 備忘録643回
2014/01/14
干支1周ぐらい前のW杯の件ぐらいから、じわじわと火がつき始めていたマスコミ不信ってやつが、色々と積み重なっていったのだった。その中でテレビ関係で起きたのは、お台場方面の件なわけである。
ここで、ちょっとでもケアしておけばよかったものの、共有財産を使っているという立場においても、あるいは、スポンサー相手の商売という立場においてもアウトな言説、即ち、「嫌なら見るな」を、有名芸能人を利用して言わせたのは、非常に不味かった。
これにより、もともと見ていない層や、特に気にせずメディアを見続ける層や、気にはしているけれどやっぱり見続ける層(これは私のカテゴリ)、素直に「はい、見ません」という層とは別に、遥かに攻撃的な「電波は共有財産であるということを強く意識するようになった層」を本格的に誕生させてしまったのである。
この層はテレビを見ている・見ていないというカテゴリー分けとはちょっと異なる。
単な視聴目的あるいは監視目的で見ていた人が情報を提供、見ていない人たちも拡散・実行という形で、ISO26000がどうたらこうたらというのも含めて「共有財産使って何してるんだ、コノヤロー」という動きが出来ちゃったわけですね。
しかもこの動きは、比較的銭を持っていて余裕をぶっこけるキー局レベルだけじゃなくて、とうとう、どこぞの地方局レベルでも起こり始めたのだ。もっとも、子供番組の衣装の件は完全にアウト物件ではあるけれど。
そんな感じで、今年は地方局を含めて、どこぞの正月の絵のごとく色々な地獄絵図が展開されることが予想されるわけだ。
それもこれも、全てはあのときちょっとだけでもケアしなかったから。なんなら、報道をしない自由まで駆使しちゃったから。地獄の釜のフタを開けっぱなしにするからこうなる。
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