視聴者を信用した作り (新備忘録 #298)
ブギーポップの原作本を引っ張り出してきた。ちなみに、この引っ張り出してきた原作本1巻は、2000年2月5日17版発行分である。過去のアニメ版オリジナルというかスピンオフというかそんな感じの位置付けであるところのファントムを見ていて、わざわざ原作本やらそのシナリオ集を買ったわけだからねえ。懐かしい。やたらと秘密を喋りたがる巡査さんはいい思い出です
それはともかくとして、今回のアニメ版1話は、原作の頭と尻尾をまとめてドンという感じで、2話以降は色々と織り交ぜながらの時系列行ったり来たりの方針、かつ、割と駆け足気味なスタイルにしたのねと。
20世紀末前後のエヴァだのlainだの、初見じゃ何がなんやらわからん系が一定の勢力を保っていた時代やら、のちに、ハルヒだのレンタルマギカだのが時系列ずらしをやったりして、ヲタがキャッキャしていた時代ならいざ知らず、この2019年の初っ端に、糸張り上等で時系列がやたらと面倒臭い1巻に対して、わりとストレートに糸張り上等で時系列がやたらと面倒臭いものとして見せてきたというのは、なかなか興味深いところである。
視聴者の読み取りレベルを高く見積もっているというか、相当、視聴者を信用した作りだよなあと。アニメ乱立によって、見る側でさえも疲弊しまくっている時代に、仕掛けの多いやり口のコンテンツって、なかなかの冒険ですわなと。
2年半以上前の記事(2016年5月10日)
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