ubuntu 13.10のライブDVDをNECのVALUESTARのVN550/Vで起動させようと思ったときに右往左往したときのログ
今回書く事は、平たく言うとこんな感じ。
- 手持ちのPCでは、そのままではライブDVDからubuntuが起動できなかった。
- 起動前にメニュー画面を出して、選択や入力をする必要がある
- 色々右往左往して上手く乗り切った私を褒めてあげてください。
きっかけは手乗りubuntuの野望
新たにUSB-HDDとして生まれ変わった、旧ノートPCのHDD30GB(IDE-CASE2.5 SLという名のHDDケースの中に、古いノートPCから取り出したHDDを入れたというだけの話参照)をどう使うかを考えてみた結果、この中にubuntuを突っ込んじゃえば良いじゃないということになった。
今までの古いノートPCは、古いがゆえにubuntuを扱えなかったわけで、メモリとプロセッサさえ、そこそこマシなものが用意できれば、扱えちゃうじゃない。
ある程度のパワーがあるPCなら、手のひら大のHDDを持ち運ぶだけで、どこでも活用できるという、手乗りubuntuって、楽しそうだよね、そうだよねと。
じゃあ、どうやってこのHDDに、ubuntuとブートローダーを入れようかという話になると、そりゃ、ライブDVDを使って、そこから入れた方が早いだろうということでやってみようと思ったのだ。
ということでいつもの右往左往日記へ
ということで、いつものWindowsPC(元々Windows7が入っている)で、ライブDVDからubuntuを起動させて、USB化したHDDにインストールしちゃえというのが、今回の話の予定だったのだが、その際に、NVIDIA GeForce9400コノヤローとか、acpiコノヤローって話になってくることになることに気づくのは、このあとすぐ!
ってことで、そんな感じで、今回は、とりあえずライブCDで起動する際に、右往左往したことを書いた日記になっている。(といっても、かなり端折っている)
なので、やり方を知りたいのなら、最終的にものすごーく参考にした、Ubuntu kledgeb:Ubuntu 12.04 トラブルシューティング その1 - Liveメディアから起動できないと、その周辺あたりを見れば、即済む話なので、時間がない人はそちらでどうぞ。
申し訳程度のPCのスペック紹介
今回利用したのは、NECのVALUESTARのVN550/V。ちなみに、21ware.com > デスクトップPC > VALUESTAR Nでいうと、PC-VN550VG6Bである。
ちなみに、このPCがPC-VN550VG6Bであることは、エンジョイ!マガジン:自分のパソコンのスペックを確認する方法に従って、アクセサリ > システムツール > システム情報を見て確認した。
このPCについては、特に弄ってはいないので、元の仕様どおりにはなるのだけれど、なんとなく関係しそうなところを書いておく。
プロセッサは、インテルさんちのCore 2 Duo のE7600 3.06GHzで、2個のコア、2個のロジカルプロセッサと書いてあった。
メモリ、4GB
なお、ディスプレイのアダプターの説明の項、NVIDIA GeForce 9400という文言が書かれていた。
いきなり起動につまづく
手始めに、Ubuntu Japanese Team:Ubuntu Desktop 日本語 Remixのダウンロードから、isoを取りに行き、DVD焼き。これは、よくある流れ。
じゃあ、そのDVDを入れて、このPCを再起動させようかと思っていたら、その再起動後に表示された画面下部の人型マークが消えて以降、ぜーんぜん動かない。なんだそりゃ!
ここからは、結構なネットサーフィンをしつつの作業。
このPCのディスプレイのドライバであるところの、NIVDIAさんとLinuxの中の人とは、一時期、色々何かあった的な話を見聞きしつつも、どうやら、原因は、nVidiaさんっぽいってことが分かってきたわけである。
情報を仕入れては噛み砕く作業
ここで、Carpe Diem:Ubuntuでインストールディスクが起動しない場合を参考にして、例の人型マークが画面下部に出た所で、何かキーを押すとubuntuのメニューが出てきて、ここから色々操作すればいいらしいので、押してみた。
ああ、メニューが出たぞ。で、F6キーを押して、その他のオプションに入って、nomodesetをスペースキーだか、enterキーだかをおして、チェック(x印が入る)して、escキーを押して、その他のオプションから出て、メニューに戻ってさあどうすると。
ネットで見つかる情報あるあるとしては、その頃のやり方では正しくても、後にそのやり方が廃止されている場合もあるので、ここから別の方法を探るのが面倒なのである。
ちなみに、ubuntu13.10においては、F6キーを押した時点で、ブート用のコマンド入力ができるようになっているので、別に"e"キーを押す必要は無い。
ってことで、ひとまず、このまま起動。しかし、ブラックスクリーン。これは困った。再起動で、メニュー画面のシーンで一旦ストップ。
画面表示したいなら尋ねてみればいいじゃない
ここから、情報探し他、色々やってたどり着いたのが、Ubuntu kledgeb:Ubuntu 12.04 トラブルシューティング その1 - Liveメディアから起動できないや、Community Help Wiki:BootOptionsになる。
ひとまず、メニュー画面にて、その他のオプションで、nomodesetを選択。あとは、コマンド入力で、--と書いてある後ろで、 vga=askと入力して実行してしばらく待つと
Press
enterキーを押すと、Mode: Resolution: Type という、またしても謎の記号に包まれた、謎の魔法文字が出現した。おそらくは、vga=の後に入れるべき番号と、解像度と色数、そして、ドライバとして汎用使うかどうかの話が書かれているのだろう。
色々と中で、今のPCに合致しそうなのは、
w 365 1440×900×32 VESA
i 318 1024×768×32 VESA
h 317 1024×768×16 VESA
ぐらいだろうか。(これは、各手持ちのPCによって、数字等は変わるかもしれない。)
ってことで、数値を入力して、さて開始といきますか…って、どれ選択しても、やっぱりブラックスクリーンじゃないですか、何度再起動すれば気が済むんだ。
困ったときのACPI切りで動いた
さて、困ったということで、メニュー画面の、その他のオプションで、nomodesetだけじゃなくて、acpi=offにもチェックを入れた。コマンドにvga=askを追加の後、317を入力してしばらくすると、おお、ライブCDから、ubuntuが起動したぞ。
ちなみに、ここで一旦、作業をやめて再起動して、メニュー画面における、コマンド入力部分で、vga=365で、直接1400×900×32をやろうとしたら、どうやら、PCにおける、数の数え方の問題なのか、一旦、それは拒否された。
改めて数字を聞かれた所で、365を入力すると、ubuntu起動に成功した。
私的まとめ
まとめると、私の環境では、
- ライブDVDを入れて起動、人型マーク表示の時点で何かキーを押す
- メニュー画面の、その他のオプションでacpi=offとnomodesetを選択
- ブートコマンド入力の末端で vga=askと打って実行
- 次に登場した画面でenterをおして、私のディスプレイにあった環境であった365を打ってenter
- しばらく待つと、ubuntu起動
ありがとうございました。
ただ、これは、4月になった時点で、この方法論が陳腐化する可能性があるかもしれないのは内緒だ。
次回予告
ここからこのUSB-HDDにubuntuとブートローダをインストールして、外付けHDDから起動しようと思ったのだが、もう1個だけ超えないといけないハードルがあったのだった。ということで、気が向けば続く。
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