Plop Boot Managerを使ってPCG-FX55V/BP(古いバイオノート)でUSBメモリに入れたPuppy Linuxを動かしたときのログ
前回において、Puppy Linux Precise-550JPを古めのバイオノートPCG-FX55V/BPでLiveCDを使って起動させたのはよかったものの、このままでは何かする度に、CDドライブがカシャカシャいってしまうことになる。それは私の望むところではないので、USBメモリから立ち上げられるようにしようと考えたのだった。
前回のおさらい
古いノートPCの電源をつけた。例によって黒画面。前回と同じ処理(Ctrl+Alt+F1をおした後、Ctrl+cで作業ストップ、xorgwizardから、ディスプレイの解像度や色数を選択して、xwin)をしてPuppy Linux始動。ワンワン。
さて、ここに取り出したるは、USBメモリ4GB。どんなUSBメモリでもよかったんだけど、昔買った奴で今は使っていないものを用意した。(ちなみに、ELECOMのMF-AU204GSVを使ったけれど、多分、容量があるものならなんでもよさげ)
USBへのインストール
パピーリナックス USBメモリへのインストール~ Precise 5.4.3 ~を、別のPCで見ながら作業開始。
USBポートにメモリを差し込んだ後、セットアップ > Puppyユニバーサルインストーラーを選択した。他のインストーラーも使えそうではあるけれど、わざわざユニバーサルって謳っているんだから、これでやっておけばどうにかなるでしょ。ってことで、これを選んだ。
インストールするメディアを選択してくださいとのことなので、遠慮なく、USBフラッシュドライブを選択した。
すると、sdb MF-AU series, size 3.766 GiBと表示されたので、それを選択した。
次にドライブ情報が表示された。sdb1: vfat, size 3.766 GiBとのこと。色々と警告はあるものの、ファイルシステムを変える気もないので、そのまま窓の右上あたりのボタンを押すと、もう1度確認されたのでOK選択。
すると、MBR(Master Boot Record)の選択を迫られた。多分、そのままでOKでしょう。と言われたので、defaultのままOKを選択した。次もdefalut選択して次へ。
オレンジ地に黒文字の英語で、インストールの確認みたいなものが出たので、指示通りENTER keyをプレス。
次に、wipe all filesの確認が入ったので、Yes!ってことで、任意の英数字を入力してENTERを押した。
さらに、PCに256MBあるいはそれより大きいRAMがあるならYESって答えると良いですよ的なことを言っているように見えたので、任意の文字を入力してエンターで、インストール開始。
インストール終了。ENTERキーで脱出。
設定ファイル等の作成
一度、シャットダウンに向かう。シャットダウンで、コンピューターの電源を切るを選択してみた。(再起動でもいいのかどうかは知らない)
すると、保存するかどうか聞いてきた。120秒後に切れますっていうので、あわてて保存するを選択した。保存先指定の話になったので、ひとまず、機器検出のための検索を開始させるためにOK選択。
USBメモリを保存先として選択(今回はsdb1)した。
と、ここで、PupSaveファイルはカスタマイズできるとのこと。いや、そもそもPupSaveファイルって何するものぞ? どうやら、全てのセッティングと個人ファイルの保存の場らしい。
(参考:http://openlab.jp/puppylinux/man-jp/manual/puppy217/3_run_puppy.html)
とりあえず、そのままOKにしておいた。そして、再起動ボタンを押した。なお、シャットダウン時にCDを取り出すにチェックしたままにしておいた。
どうやら、シャットダウン中に、保存ファイルが作られているようだ。please wait awhile...と言われても、さっさとしてくれとしかいいようがない。そこから10分ぐらいはかかって、再起動。
もしかしてこのPCってUSBブートできないやつかも?
おい、CDが出ないじゃないか!ということで、すぐにCDを取り出す。そしてしばらくすると、現在、このノートPCの中に入れていたLubuntuが立ち上がった。あれ? ブート順修正していなかったっけ?
再起動。やっぱりLubuntuが立ち上がるので、再起動してF2を押してみる。BIOS起動。でも順番は、CD-ROM、Removable Devices、Hard Drive、Network Bootの順になっている。あれれ? この状況でもUSBメモリは反応しなかったよ。ってことは……
FMV CE30H5に差し込む
もしかしたら、USBメモリ自体も、相当古いものなのでダメだったという可能性もある。
なので、例によって、いつものFMV CE30H5にUSBメモリを差し込んでみた。
そのままでは、上手くいかなかったので、BIOSから、起動デバイスの優先順位をみると、CD/DVD、USB-FDD、Hard Diskになっていた。フ、フロッピー??ということで、USB-FDDを、USB-Storageに変更して再起動。
するとちゃんと、USBメモリから起動しはじめました。そして、例によって黒画面。probe選択だとやっぱりエラー。やっぱりFMVの場合は、vesaじゃないとダメなのね。まあ、とりあえずは動いたのでこれでよし。やっぱり、こっちはLubuntuのままにしておこう。
そうだPlop Boot Managerを使おう
特に調べていないけれど、古いバイオノートじゃあ、USBからのブートは多分、無理かもと思ったので、別の方法を探すことに。Ubuntu kledgeb:Plop Boot Manager その1 - USBブートに対応していないPCでUSBからブートする -やIT備忘録:Plop Boot Managerを見ると、Plop Boot Managerというものがあるらしい。
起動用ディスクみたいなものを動かせばいいよということのようだ。起動用ディスクを作るなんて、昔々、PC98のCanBeで、Windows画面を出さずにゲームをする目的(メルクリウスプリティとか、リバイバルザナドゥとか、アレとかアレとか以下略)で、メモリ確保のために作ったとき以来かもしれない。
ってことで、毎度おなじみのWinPCで、Plop Boot Manager v5.0から、ダウンロードページへいってダウンロード。もってきたファイルを展開してiso焼き。
PCG-FX55V/BP復活のとき
CDドライブにさっき焼いたメディア、USBポートにさっき作ったメモリを差して、バイオノートを起動して、USBを選択。しばらく待ってみると、システムは起動した。でも、なんだか画面の解像度は若干小さめ。800px × 600pxになってしまっているようだ。
なお、この状態で、CDの方のメディアを外しても問題はないようだ。ついでに、現在、FMVの方で代わりにつかっている、Logicoolのワイヤレスキーボードとマウスのやっすいセットのアンテナ部分をもう1個のUSBポートに差し込んだ。おお動くぞ。
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ここで、セットアップ > Xorgビデオウィザードを選択して、xorgwizardを立ち上げ、Probeから、LCD1024×768×16を選ぶと、はい、モニタの解像度が戻りました。ありがとうございました。
ついでに時計や日付が1988年1月1日の0時何分みたいなことになっていたので、デスクトップ > Psync インターネット時刻合わせ から、Asiaを選択して時間を合わせた。
一応、ブラウザを開いてみたものの、SeaMonkeyはいいとして、やっぱり、USBでやり取りしている分、立ち上げに時間がかかる。でも、HDDやCDドライブをカタカタ、カシャカシャとは言わせたくないしということで、ここは妥協。
申し訳程度の壁作り
あとは、http://openlab.jp/puppylinux/man-jp/manual/puppy301/11_security.htmlを見ながら、ファイアーウォール設定。
http://openlab.jp/puppylinux/man-jp/manual/puppy301/7_install_programs.htmlを見ながら、セットアップ > Puppyセットアップマネージャ から、nmapプログラムをゲットして、端末からコマンド入力して、開かれているポートを眺めてみた。
どうやら、リモートでプリンターの制御を行う(何を言っているのかはよくわからない)ポートが開いているらしいので、securinet IPP - IPPポートを閉じるを見つつ、ストップさせた。
ということで、そろそろ飽きてきたのでシャットダウン。これで、拡張メモリ部分の半田が怪しいことに定評のある我が古いバイオノートさんは、復活したのと言えるのかもしれない。
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