ま総研2000(まどの総合研究所ver.5.1)

みんながみんなその物事に興味があると思っちゃいけないよという精神で綴る備忘録

Puppy Linux Precise-550JPを古めのバイオノートPCG-FX55V/BPでLiveCDを使って起動させたときのログ

      2013/12/08

かつて、どうにかLubuntuを入れたバイオノートPCG-FX55V/BP。(過去回参照)そこまではよかったのだが、どうも、動きがもっさりである。何かするたびに、絶えずHDDがカリカリ言っているご様子なのである。

正直、そこまでカリカリするのなら、いっそのこと、ほとんどHDDを使わない状態で使えるようにすればいいじゃないということで、Puppy LinuxをライブCDで動かしてみようと思い立ったのだった。

きっかけ

今になって、古めのバイオノートに入れていたLubuntu13.04を、13.10にしてみた。するとそれだけで3時間かかった。そもそも立ち上がりの時点で、結構な時間がかかってしまっていたり、何か1つ動作するたびに、HDDあたりがカリカリしちゃっている状況であった。もう、そんなに怒らないでよ。

もともと、古いPCでもあるので、さすがに軽めのLinuxディストリビューションとはいえ、Lubuntuでも苦しいのかもしれない。ということで、このたび、Puppy Linuxで動かすようにしようかなと思ったのだった。

申し訳程度のスペック紹介

ちなみに、入れているLubuntuにて、このPCの中身を見てみると、
ProcessorがCeleron(Coppermime)。
どうやら、Cache Sizeは128kb、Frequencyは894.28Mhzらしい、
Memoryが246MB。
メモリ2枚目の接触がダメダメなので、どこのメーカーかは忘れたけれど、1枚目分を256MBに差し替えた状態になっている。
HDDは、ATA HITACHI DK23CA-30(30GB)。
どうも、3個不良セクタがあるらしい。

こんな紹介をしつつも、これが何を意味しているのかというのは、さっぱりわからないのは内緒だ。

※そもそものこいつのおおまかな仕様はバイオノートFX」PCG-FX99V/BP・FX77V/BP・FX55V/BP・FX11V:ラインアップへ。

黒画面の壁

まずは、パピーリナックス日本語フォーラムから、Puppy Linux Precise-550JPのイメージをダウンロード。今回も、WindowsPCを使って、焼き作業をした。過去、Puppy Linuxのイメージを焼いていた(ログ的なもの)RWさんを書き換えた。

焼いたメディアを、ノートPCへ。LiveCDとして起動開始。しばらく待つものの黒画面でストップ。あれれ?仕方が無いので、Linuxをインストールしたのに画面が黒いままで起動しないときの対処例を参考に、Ctrl+Alt+F1を押してみる。なんだか英語が羅列してある。日本語で喋れよ、おい。

なんだかわけがわからないので、とりあえず、再起動して、セーブモードで立ち上げてみた。Loading kernel modulesあたりで止まった。ええい、面倒くさい!電源オフじゃ!オフ!

FMV CE30H5で試す

もしかしたら、この古いノートのCDドライブがダメなのかもしれないと、勝手に思ってみる。なので、現在、Lubuntuを入れているFMVのCE30H5の方へ入れるとどうなるのかやってみた。。

さっそくやってみると、こちらも途中で黒画面。Ctrl+Alt+F1を押してみるも、書いていることは、さっきと同じ。

多分、CDドライブのせいではないのだろうと思いつつ、フリーフォーム フリークアウト:linuxがフリーズしたときの対処法を参考にして、Ctrl+c。いったん動きがストップ。

仕方が無いので英語を読む

動きが止まった代わりに、色々と英語が表示された。だから、日本語で喋れよ。
どうやら、Xをリスタートするなら、こんな感じでタイプしてみ?みたいなことを英語で言われたような気がしたので、素直にうってみる。やっぱり黒い。再び、Ctrl+Alt+F1。

Xが始まらないなら、こう打ってみ?と紫色の字で言われたような気がしたので、打ってみる。とりあえず、Probe。するとunsuccessfulだそうなので、一応、LCDの1024×768を選択してOKヘ。色数選びのところで、テストを選択すると、なんだか良く分からないことになったので、enterを適当に連打しまくるかなにかをして、Xの再起動。やっぱり黒画面。ええい、やめ、やめ。

しれっと、再起動。今度は、Probeじゃなくて安心と信頼のVesaを選択。LCDの1024×768を選択したのち、色数は推奨のものを選んでOKヘ。そして、xwinを打ち込むと、Puppy Linuxさんが動いたよ!!

なんとなく、色数選びのところで、testを選択しちゃうと、なんか面倒くさいことになるのかなあと思ってみる。

ってことで、設定の段階で、上記の動きと似た動作をすれば、古いノートで御犬様が動くかもしれない。そう希望が持てたのだった。というか、FMVの方も、Puppyさんの方が、見た目的にもなんかかわいい。FMVの方も本格的にPuppyさんにしちゃおうかしら。

FX55V/BP再び

さて、再び、バイオノートに、ライブCDを入れてみる。例によって、画面が黒くなったところで、Ctrl+cでいったんストップ。紫色の文字の指示通りに、xorgwizardと打ち込む。

ひとまずProbeを選んでみて、ディスプレイをLCDの1024×768を選択、テストは選択せずに、色数は推奨のものを選ぶ。そして、xwinと打ち込むと......ワンワン!吠えましたよ、はい。

やったー起動できたよ!

HDDのカリカリは無くなったものの...

古いノートにおいて、あまり、HDDを動かさないようにするというのは、このやり方で目的は達成される。しかし、ライブCDの宿命としては、何か動作をすると、CDドライブがどうして、ゴインゴインと動いてしまう。

今、私の手にあるのは、かなり昔に購入したエレコムのMF-AU204GSV。4GBのUSBメモリである。さて、どうする、どうなる?

(2013年12月8日追記)
その後、Plop Boot Managerを使ってPCG-FX55V/BP(古いバイオノート)でUSBメモリに入れたPuppy Linuxを動かした次第であります。はい。

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