空席を埋める人の条件を考える 脳内整理編 窓野総研 第83回
真実がどこにあるのかというのはさておき、とりあえず「島田紳助司会者」という席が空いたという事実は確かなわけだ。じゃあ、各番組において、やっていた役目ってなんだろうと、視聴者として大まかに考えてみる。あくまでテレビに出ての役目のみを考えているので、制作のことは知らん。
開運!なんでも鑑定団:
博識者かつ、目上の人である石坂さんや鑑定役という相手があったうえでのカウンターパートとしての、依頼人の目線で上げ下げ。
特番期にやるオールスター感謝祭:
200人ぐらいいる芸能人相手に、丁々発止のやり取り。200人ぐらいいる芸能人にほぼ1回はネタを振る。
その他:
出演者に対してある一定の役割を与えて、その役割に沿うように監督する。プレイングマネージャー。
ってことで、鑑定団は、博識の石坂さんや鑑定役がいて、その相手役としていわばノーマルな人役ができて、依頼人の目線で語れることが必要になる。難易度は相当高いものの、ちゃんとできる人ならば、番組自体を続けることはできる。
感謝祭は、一癖も二癖もある芸能人たち全てを裁ける能力が要求される。そんな能力、あまりにも稀有な能力過ぎる。もしやるとすれば、たまにやっているように、何人かの交代制でいかないと苦しい。
その他は、初期の番組コンセプトはどうあれ、完全に「島田紳助司会者」ありきの番組と化している。これも稀有な能力任せになっているので、他の人がおいそれとはできないものになっている。
だから、その他に該当するTBSの1本と、フジの1本、日テレの2本は、ちょっとキツイんじゃないのかなあ。
それに、鑑定団と感謝祭以外は、吉本系の人が穴埋めすることになると考えるとすると、はたしてMC適性がある人ってどれだけいるんだ? って話になってくる。
ひな壇型集団芸に特化しすぎ+他の分野の人との交流不足の人が多すぎて、様々な分野の人相手にMCが出来る人なんて、思ったほどいないよね、思ったほどMC用の駒が少ないよねってことになってくる。
だからこそ、こんな稀有な才能を持った人をわざわざ手放さないといけない状況ってなんなんだろう?っていうのが、不思議な話ではあるんだけれども。
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