AKB48 22ndシングル選抜総選挙結果データと速報データで遊ぶ 窓野総研 第73回
今年も、一応、~AKB48 TOKYO DOME までの軌跡~に載っていたデータから、インチキ統計術や循環論法を駆使して、色々語っちゃおうというコーナーをやってみるのだった。
というか、4月あたりから色々あって、あまりブログ等に時間が取れなかったからなあ。今後も夏あたりまでは、あまり時間が取れないようだもの。
と、そんな愚痴はさておき、今回もいつものようにEXCEL2007で遊ぶのだった。例によって、私はデータ関係の専門家ではないので、ものすごく強引に考え方をまとめる形になっている。
まず、データ外のことを勝手に考えてみると、今回のシステム的には、速報と最終しかないということで、これは、いわゆる推しメン(1番に応援したいと思っているメンバー)はこの子だよね!って言ってくれるファンを抱えている人は有利だけれども、1番じゃないけど、2推し・3推しはこの子だよね…というファンを大量に抱えている人にとっては、ちょっと厳しいシステムだったのかもしれない。
中間があった場合、ある程度、状況は決してしまう…っていうことを逆にとらえれば、例えばモバイルサイトにおけるAKB/SKE/NMB分の計3票分を抱えていたけれど、まだ投票行動に移っていなかったひとは、せめて1票くらいは、2推しのあの子にあげとくか…っていう行動を取る人もいる可能性もあるわけで、今回は、中の人にとっては、2推し・3推し等の貢献度が、なかなか計測しにくいデータになっているんじゃないかなあと、ふと思ってみるのだった。
とまあ、データに関係ない話はいいとして、本編は続き部分で。
今回は、速報と最終結果しかわからないので、前回までの無責任票読みシステムがまるで使えない状況ってことで、別のことで色々とお茶を濁すことにする。
デイリースポーツonline:総投票数116万、CD購入半数が未投票…という記事によれば、投票券とモバイルやらファンサイトの票がどうのこうのという話はさておき、総数が、116万6145票だったとのこと。
で、今回の1位から40位までの累計票数が1,081,332票ってことで、単純に計算をすると、上位40人でだいたい92.7%の票数をゲットしているということがわかった。
ここで、ある思惑をもって投票総数の80%の値を出してみた。932,916となった。で、1位からの20位までの累計票数が、928,430で、21位までの累計票数が、940,817ってことで、21位までの人で、だいたい、全体の票数の8割になっているという、なかなか面白いことになっていた。パレートの法則って色々と弄ると面白いよね。
あと、1位から40位までの人の票数の値の四分位数ととってみたりして、外れ値(四分位範囲×1.5を上限・下限とした)で計算すると、上の外れ値が76,043以上ってことで、こうしてみると、上位2人がとんでもなく強いんだねえってことがわかるのだった。
図1.最終結果と、累計と投票総数との割合
あと、速報における1位から40位までの累計値の153,823と、最終結果の1位から40位までの累計値1,081,332について、速報累計値/最終結果累計値を計算すると、14.23%という結果になった。
ここで、ひとまずフラットにみて、14.23%よりも、速報値/最終結果の値が低い人は、速報の後で投票する人への依存度が高い、14.23%よりも高い人は、速報の前で投票する人の依存度が高いってことにした。
とりあえず、速報値がわからない3人を除いて、外れ値を考慮してみてみると、上の外れ値20.96%だったところで、須田さんが、上の外れ値を超えていた。これをどう解釈しようかっていうので、結構、困ってしまった。
一応、当ブログでの速報値の解釈は、前回においては、新しい方のファン中心の票というもの。そして、あとになればなるほど、大量票を持っているファン中心の票になってくるという解釈。
この解釈を踏襲してみれば、この外れ値の解釈をしてみると、おそらくは、この須田さんにおいては、速報値においても、大量票を持っている方のファン中心に票が動いたのかもしれないということにした。もしかしたら、なかなか強力なファンを抱えているのかもしれない。
まあ、そもそもの前提が間違っていたら元も子もない話ではあるが。
図2.速報値/最終値のパーセンテージ(構成比率)
次に、今回の最終値/前回の最終値で、前回からの倍率を出すことにした。ちなみに、前回の1位から40位までの最終値の累計は354,074ってことで、3.054倍になっている。
ってことで、この倍率が高い人は、票集めシステムの一員として伸び盛り・急成長中の人という解釈をしてみた。ってことで、前回の最終値のデータがない9名をひとまずのぞいて、見てみると、上方外れ値4.72倍を超えているのは、梅田さん、指原さん、高柳さん、柏木さんということになる。
この場合の外れ値を超えた人の解釈となると、伸び盛りの中でもさらに今後の発展が思いっきり期待される人々ってことになるのだろう。もしかしたら、中間発表がなかったことによって、より推しメンが有利になった今回、恩恵を受けた人たちなのかもしれない。つまり、当該メンバーを推しメンとしているファンを多く抱えている人たちなのかもしれないなあと、適当に解釈してみるのだった。
図3.今回の最終値/前回の最終値(伸び率)
ってことで、ここでおもむろに、図2の成分を横軸にして、図3の成分を縦軸にしたグラフを作ってみた。ただし、どちらかの値が出ない人は、このプロットからは除外した。っていうか、その人たちは、どちらにしろ、今後の活躍が期待できる人々だもの。
図4.速報票の構成比率(横軸)と票の伸び率(縦軸)との関係
で、上記で算出した、14.23%と3.054倍にラインを引いて、4つのエリアに分けることにしてみた。
で、私の考えで行くと、
左上エリアは、票を入れてくれる新しいファンも増えつつ、前からのファンの力も根強いゾーン。いい感じに上手くいっているゾーンかもしれない。
前田(敦)さん、大島さん、小嶋さん、北原さん、梅田さんがここに該当している。まあ、なんというか愛だねえ。
左下エリアは、前からのファンの力が根強いゾーン。結構いろいろな人が該当したりしている。投票してくれるファンがあまりいないかもしれないという意味では、逆ホスト的には将来はどうなるかねえゾーンではある。
でも、もしかしたら、票を入れてくれないタイプの新しいファンが増えているかもしれないので、なかなか解釈が難しいゾーンでもある。愛がなくとも気になる存在っているからねえ。
右下エリアは票を入れてくれるタイプの新しいファンの力が比較的強めのゾーン。ここも比較的多くの人が該当する。今後、新しい方の人々が定着すれば、結構、いい感じになるかもしれないけれども、基本がんばれゾーンではある。
右上エリアは、票を入れてくれるタイプの新しいファンを増やしつつ、その新しいファンの力も比較的強めのゾーン。私の解釈では、今後、飛躍が期待できる人たちのエリアってことになる。
この見立てで行くと、今後、期待できる人々は、柏木さん、指原さん、松井(玲)さん、峯岸さん、増田さんってことになる。すでに、そこそこ活躍している人じゃねーかっていうのは内緒。メディア露出が増えると、新しい人を集客するということに関してかなり有利ってことになる。ものすごく、当たり前のことを言っているような気がするのは、多分、気のせい。
あと、もう1個、興味深い結果だったのは、2つのラインの中央にいちばん近かったのが、渡辺さんだったという件。
数字に左右されない発言の人が、意外と全体の数字の中心になっているというのが、なかなか面白い。というか、真ん中にいる人だからこそ、左右されないのかもしれないのう…
まあ、インチキにインチキを重ねたデータ遊びなので、真に受けないように。
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