ま総研2000(まどの総合研究所ver.5.1)

みんながみんなその物事に興味があると思っちゃいけないよという精神で綴る備忘録

ZenFone2 Laser ZE601KLの手帳型風スマホケースを自作してみたの巻 その1 プロトタイプ編

   

今回は、自作のスマホケースを作りたいと思った人間が、試しにプロトタイプ版として手帳型風スマホケースっぽいものを作ってみたというのを書き綴ったものになる。ということで、早速スタート。

Androidスマホを使用するのに右往左往しているというのは、Androidデビューでの初回遠回り感を示したログ 草稿版(新備忘録 #146) でも書いたとおりで、それなりに、必要なアプリなどを色々と入れたところで、なんとなくスマホケースが欲しいと思い始めたのだった。ホコリ対策ぐらいの発想ではあるんだけどね。

一応、公式のものはあるのだけれど、それだとちょっと面白くないなあと思ったのだった。

実店舗巡りをしたものの見つからない

ということで、色々と家電量販店だの、雑貨屋だの、100円ショップだの、色々と実店舗を巡ってみたのだった。

ドヤ顔CMがツボなXperiaや、なぜかロゴまで消したことに定評のあるGalaxyや、なぜか日本ではAndroidとシェアが拮抗しているiPhoneのケースはやたらとよく見かけたのだった。

しかし、どうも、私が買ったZenFone2 Laser ZE601KLに対応するスマホケースが見つからない。画面が6inchで、縦の長さが16.5cmぐらいはあるようなものなんて、透明フリーサイズのやつですら、ありゃしない。

もしかして、初スマホのくせに、とんでもなく妙なものを買ってしまったのではなかろうかと反省をしつつ考える。

そうだ、ケースが無いなら自分で作ればいいじゃない。

手帳型を作りたいけれど透明ケースが無いんだってば

色々とサイトを巡りつつ、今回、作りたいと思ったのは、手帳型のスマホケースである。というのは、色々と思案していく上で、Eテレのガールズクラフトにてスマホケースを作るページを見て、良さそうだなと思ったからである。

ただ、この作り前提としては、透明のスマホケースが必要となってくるのがちょっと困ったのだった。ちなみに、他のサイトの自作スマホケースの話を見てみたもの、やっぱり透明のスマホケース前提のものが多い。

いや、私には、その透明スマホケースが無いのよと。

かといって、おゆまるで型を取るだの、レジンで作るだのというのは却下。というのは、私、不器用ですからという以前に、そもそも素手で雑巾を触るだけでも、その後、手が荒れるレベルの人間にとっては、なるべくそういうのには曝露されたくはないわな。

そこで自分の身の回りのものをみると、昔、週刊アスキーの付録でついてきた、パチパチまとめ板が目に付いた。現状、文房具をまとめている形になるのだけれど、なんかこれっぽいものを土台にすれば、どうにかなるかもしれないと思いついた。

プロトタイプ始動

ということで、とりあえず、手帳型スマホケースのプロトタイプを作ってみたのだ。

ポリスチレン板
写真における日付スタンプの消し忘れは目をつぶってもらうとして、板の土台は、100円ショップで買ってきたカラーボード。どっかのコンサートか何かで、誰かを応援するための自作うちわに貼るのにちょうどよいやつである。

片面が黒色でコーティングされていて、もう片面は白地のままのポリスチレンとなる。で、今回は白地の面を、表にして使うことにする。なお、ポリスチレンの耐熱性はそこまで高くないので、やたらと発熱するような動作をするのはナシでお願いします。

ポリスチレン板に引っ掛けるゴムを選ぶ

そのポリスチレンをひとまず、マイスマホの大きさから少し大きくしたぐらいの、横8.5cm 縦16.5cmでカッターナイフでカット。カットの際は、ちゃんと工作用の下敷きを使いましょう。これも100円ショップで適当に買ったやつなので。

参考にしたまとめ板など
ちなみに切った後のポリスチレン板や、くだんのパチパチまとめ板は、上の写真の通り。で、まとめ板っぽいものを作る際のゴム部分をどうするかというのを考えてみたときに、なんとなくノリで100円ショップで買ってきたゴムは2タイプ。

使ったゴムは右側
今回は、適当に結びなおすこともできる5本丸ゴム黒約4m(写真右側)を使うことにした。

板作りまでの流れ

どれくらいの長さがいいのかよくわからないので、ひとまず、ハサミで1本あたり16cmに切ったものを5本作って、ポリスチレン板を縦長に置いたとき横とされるムキに、ゴム5本分を、それぞれ巻きつけて任意の結び方で結んだ。

横にゴムをはる
ここで、スマホをつけてみた。写真から見て一番上と、一番下とでスマホを固定する形になるけれど、思った以上にゴムは強力。固定することできた。

次に、必要があるのかどうかが微妙な縦へのゴムをつけてみた。

縦ゴムとして、34cmのものを2本作った。裏側(黒い方)はヨコゴムに対して。互い違いにゴムがくるようにセットし、表側(白い方)は、横の一番上と一番下のゴムは上にくるように、中の3つは互い違いにするようにした。

自作まとめ板の完成
この互い違いの意味合いが、どういえばいいのかわからないけれど、言ってみれば、編みこむ感じと言えばいいのか、なんというか、まあ、そこらへんはテクニカルライティングができる人が適当に書いてねと。

とりあえず、この時点で、我がスマホ君は、このまとめ板に取り付けることができたので、それはそれでいいのだけれど、どうしても、手帳型風にしたいわけである。

ブックカバーを使って手帳型風にしてみる

ブックカバーとひも付
とここで、黄色の黒のロゴでおなじみの雑貨屋で買ってきたブックカバーの登場。これは、某家電量販店の文房具売り場でも売っていたので、まあ、どこにでもあるブックカバーなのだろう。新書の規格で、目安は17.5cmx11.5cm。そこそこ値段はしたけれど、これを使っちゃおう。

このブックカバーは、内側部分に本を引っ掛ける役割がある布部分が存在している。写真でいうと、右部分と、ポリスチレン板のすぐ左にある布の部分ですね。

この左の布部分とポリスチレン板を、横ゴムで結びつけちゃおうとしたのである。とここで、作業を行うには、ちょっと横ゴムの長さが微妙に短いことが判明。仕方がないので、横ゴムを17cmのものを5本作って組み立てることにした。

ブックカバーと自作まとめ板との融合

横ゴムの組み方は、一番上と一番下は、表面はその横ゴムが最前面にくるようにして、他は任意の組み込み方を行った。一応、スマホをつけてみたけれど、しっくりきていい感じ。
スタンドに立てかけてみた
同じく100円ショップで買ってきた、タブレット用のスタンドを使ってこんな感じの組み方をしたよというのを写真に撮ってみた。スマホがない状態だと、スタンドにちゃんと入るんだけど、スマホを取り付けた状態でおこうとすると、スタンドにははまらずにちょっと浮いた状態になった。

とはいうものの、この時点でゴムに引っ掛けるタイプの手帳型風スマホケースのプロトタイプは完成した。やったねと。

次の展望

このポリスチレンの板方式は、ゴムの強度には負けないのだけれど、厚み5mmあるので、上記の現象が起きてしまう。つまるところかさばるのだ。

その代わりのものとして、厚さ3mmで材質がPVC、EVAのマウスパッド(100円)用意してみたけれど、どうもゴムの強度に負けそうな気がする。

その一方で、昔購入した、シリコン樹脂製のラップもどうだろうかと思い始めた。これはいくらなんでも柔らかすぎるけれど、シリコン製というアイデアはありな気もするよなあと。

はてさて。

参考

 - 工作