ビックリマンシールから得られた教訓(過去記事サルベージプラス)
これは、2005年11月12日に前身のブログに書いていたものを加筆その他したものである。
ちょうど、20周年に「ビックリマン」が復刻したうんぬんのニュース記事に対して、思い出語りをしたときの記事である。
過去、ビックリマンは流行っていた。シールをコレクションをしている人も多かった。でも、私はあまり興味がなかった。むしろお菓子(チョコウエハース)の方が興味があった。捨てるくらいならくれとよく言ったものだった。MOTTAINAIの精神を植え付けられた体験だったかもしれない。
それはそれとして、その頃、シールがなきゃ話の輪にも入りにくかったという社会情勢というか、私がいた学校の状況であった。そこで、あるとき、私はシールを手に入れる作戦に出たわけである。
もちろん、私にとって、シールはコミュニケーション以外では特に必要なものでもない。なので、お金を掛けてわざわざ買うのは嫌。このことから、お金を使わない別の方法論で手に入れることにした。
教室を回りつつ、
「余っているシール、いらないシールがあったら、一枚ちょうだい」
これを言うだけで、結構な量のシールが手に入ったのだった。
というのは、シールのコレクションをしようとすると、どうしてもダブるものが出てくるわけだ。2枚、3枚ぐらいならまだしも、5枚ぐらい同じものを持っていると、どうも、これは要らないと思うようになるらしい。
ってことで、その人が「要らない」と思っているシールが、どんどん私の元に集まってきて、結構な量になっていったのだった。
この状況がなんか虚しく感じるのだった。そのこともあって、結局、他の人3人ぐらいに、私が確保したシールをあげることにしてしまった。
あの頃、トレーディングカードの発行=お金を刷ることにきわめて近いという概念を持っていれば、何食わぬ顔で、そのシールを保持していただろうに…。今になって、ちょっと後悔しているのは内緒である。
とはいえ、あの若さで、その方法論を知ってしまったのは、なんか不幸だったのかもしれないのう…と思うのだった。
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