アクセスダウンに必要なSNS (過去記事再利用)
さて、今回は、2008年04月21日に前身のブログに投稿した、「ブログのアクセスダウンに必要な"SNS"」の加筆修正版となる。いつもの、過去記事の再利用回ですね。なお、この投稿を行った時点で、旧ブログの記事は消滅する。
もはや化石となったブログ論を、今更語るこのコーナー。今回は、一部地域にて地味に人気があるアクセスダウン法の時間である。
この記事は、現在、ブログアクセスが多すぎて困っている人たちのために、アクセスダウンをさせる方法をお送りするというものであった。昔書いたことの、焼き回しなので、温かく見守ってほしい。
はじめに
さて、2008年において、ブログアクセスダウンの方法に必要なのは「SNS」であると提唱したのだけれど、あれ?おかしいよと思った人は、正解。
口コミサイトで自作自演してやる代わりに対価請求とか、どこぞのオークション側から芸能人に宣伝してくれと頼むとか、どっかの企業がステマは広告宣伝費として認められませんでしたとか、そういう手法でSNSを利用して、アクセスを増やすっていうのは聞いた事はあっても、SNSでアクセスを減らすってどういうことよと?
早い話が、各キーワードとなる言葉の頭文字をとったら、SNSになったよという、こじつけっぷり、結論ありきっぷりを駆使した記事を書いていたのである。ってことで、以下は、キーワードの説明になる。
以下の3つを駆使すれば、アクセスダウンができるかもしれないぞ!
1.サブマリン(Submarine)
ネットの海に、自分の文章・記事を埋没させていく能力である。
他者が気付かない事象にスポットを当てたり、現在、注目されている事象に素早く反応したり、今後流行しそうな事象に対して手を出してしまったりすると、それだけで目立ってしまう。独自視点なんてもっての他である。
2008年の時点では、ニコニコ動画付近で流行していた吉幾三さんのおら東京さ行ぐだRemixネタを、認知科学の視点から考えるなんてことをするのはやってはいけなかっただろうし、今なら、NISAの枠を拡大させるくらいなら軽減税率復活させろやとか、音楽家じゃない方を掘れよと述べてみたり、ヤフーの10分ごとの急上昇ワードの上位に入ってくるのはテレビネタばっかりなので、テレビネタを拾いまくろうと思ってはいけないのだ。
現在、まったく注目もされていない事象に対して月並みな感想を書く。たったこれだけで、あらゆる読者から雲隠れできるのである。
2.普通(Normal)
どれだけ普通の文章を書けるかという能力である。
面白い文章を書いてしまうのは当然、御法度であるけれど、逆に、極端にこじんまりした文章、分かりにくい文章、ユーモアのかけらもない文章を書いたり、自分の着ている服や使っているアイテムをやたらと紹介するという、芸能人にありがちな裏に何かいるだろう的な文章を書いたりしていても、人目を引いてしまう可能性がある。
「これはひどい」などのタグや、ネットの監視対象になってしまうかもしれない。
だからこそ、自分の文章のテクニックを存分に活用し、その絶妙なバランスで何の変哲もない普通の文章を書く必要があるのだ。どこまで毒にも薬にもならない人畜無害で、何の印象も残らない文章を書くかが重要なのである。
3.ステルス(Stealth)
自分の書いた記事をどれだけ目立たなくするかという能力。
上記2つを実行していても、記事にキャッチーなタイトルをつけてしまうと、読者にクリックして中身を見てみたいなあと思われてしまう。中身がどれだけ凡庸だったとしてもタイトルだけで、ゲームとか新書などを買った事がある人もいるだろう。つまりは、そういうことなのだ。
他にも、ただのテレビ上でのトークのやり取りを見て、分かっていない振りをして、「○○という芸能人に対して○○という芸能人が激怒」なんて、刺激的なタイトルを付ける、どこかのネットニュースサイトや、やたらと長いタイトルで中身の情報を刺激的に知らせているどこかの映像コンテンツとか、とにかく目立つやり方は、ダメ、ゼッタイ。
とにかく誰にも注目されないようなタイトルをつけるべきである。地味なタイトルで、読者から雲隠れすることこそが重要なのだ。
おわりに
いかに"SNS"を駆使して閉鎖的でいられるか。これがアクセスダウンの必勝法なのである。さあ、貴方もアクセスダウンの世界へ。
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