AKB48 17thシングル選抜総選挙速報データで遊ぶシリーズ1-1 窓野総研 通算56回
まさか第2回目が開催されるとは思ってもみなかったからねえってことで、今回もAKB4817thシングル選抜総選挙速報|~AKB48 TOKYO DOME までの軌跡~で公開されているデータに対して、EXCEL2007を駆使して遊ぶのだ。もちろん、私はデータ関係の専門家でも何でもない。
あと、ここしばらくは、遊びの時間があまり持てない可能性が高いので、そう深いところまでは考えられない。結構、強引な考え方と、循環論法で煙に巻きつつ語っていく、インチキな形になるのだ。
とにかく強引なデータ解釈をしまくることになる。「遊び」にさらに「適当さ」が加わることになるのですね。
ちなみに、AKB48 13thシングル選抜総選挙 結果発表のデータで遊ぶ:見積もり方法自体はそれなりに当たったのかも… シリーズ3-1 窓野総合研究所 第32回で探った、最終結果の見積もり式は以下のとおり。
最終結果 = 中間発表の票数 + 速報票数から中間発表までの各人における追加票数 × 倍率
なお、このとき、倍率=速報から中間発表までの各人における追加票数/速報票数としていたので…
最終結果 = 中間発表の票数 + 速報票数 × 倍率 × 倍率
例えば、速報値が20票で、中間発表値が60票だった場合、追加票数は40票で、そのときの倍率は2倍と算定されるので、最終結果は、60 + 40 × 2 =140票(60 + 20 × 2 × 2=140)になるって話ね。
この見積もり式は、絶対値という考え方ではまるであてはまらなかったけれど、順位を考える上では、だいたい当てはまっていたという感じだった。さすがに、最後の最後で票を伸ばした、佐藤亜美菜さんの結果は予想できていなかったけれども。
なお、この式は中間発表までやらないと、見積もれないという欠点がある。もっといい見積もり式があるのかもしれないけれど、まあ、それはこの際どうでもいいや。
ちなみに、AKB48 総選挙 公式ガイドブック (講談社MOOK)の予想の締め切りが6月7日(月)必着ってことで、中間結果のデータに当てはめることは可能なのかもしれない。
まあ、私自身は、データ遊びは日曜ぐらいしかできない状況だろうから、私は多分、応募シートを出す余裕はないだろうけれども。
さて、前回データの見積もり式を見ると、速報値が高いよりも、その後の票が伸びる場合の方が、最終結果に強く効いてくるという話であった。あとから票を投入してくるファンが多い人ほど有利っていう感じですね。
ただ、これは、この集団が、対メディア戦をやり始めてボチボチという状況での話。今回は、対メディア戦の広がりによって、この集団のことを知っている人が増えてきた中での選挙なので、これが当てはまるかどうかはわからない、そこが私にとっては興味深い点だったりする。
表1.1位から40位までの速報値その他数値
ここで書いた裾野係数っていうのは、後ほど語るとして今回の速報での結果を棒グラフにしてみると、こんな感じになる
図1.1位から40位までの速報値
で、出た結果を見てわかるのは、赤の矢印で示している1位2位が圧倒的じゃないかという部分だけじゃなくて、オレンジ色・黄色の矢印部分。これはそれぞれ、12位と21位付近を示している。
今回は、12位まで、21位まで、40位までという3ランクの区分けがされているらしいんだけれども。この12位と21位という設定の絶妙さ加減はなんなのよという話である。
11位と12位とでは結構な差があって、12位と20位までが団子状態で、20位と21位とではまあまあの差があって、21位から尻尾までは、ちょっとした団子状態。ファンが頑張れば、1ランク上にいける可能性があると思わせる仕組みになっている。この12位と21位という、この基準設定の妙。おっそろしいなあ。
さて、どうやら、AKB48選抜総選挙、速報最速分析&結果再予想!! 勝利の法則は「鶏口牛後」 - メンズサイゾーや、AKB48 総選挙 公式ガイドブック (講談社MOOK)によれば、お金を大量投入しているであろう、CD票(キャッシュディスペンサーではない)は、まだ動いていないらしい。いわば、大量票を持っているとされる濃いファンは、速報値ではあまり動いていない可能性が高いようだ。
だから、今回の速報値は、新しいファン層がメインの数値なのだろうと、解釈することにした。テレビ世界に出陣してファンの裾野が広がった結果の数値なんでしょうなあという解釈である。
じゃあ、ファンの裾野が広がった効果を、何か数値化できたら素敵やん。ってことで、各人の、「速報での票数/前回最終結果の票数」を、裾野係数というダサい名前で呼んで、1以上になっている人は、対メディア戦で新規ファンを獲得できている人だと言い張ることにするのだ。
これはつまり、前回の最終結果は、あくまで濃いファン同士での票の動きであって、ライト層へのリーチがほとんどなかっただろうという、これまた強引な解釈の元で考えた数値である。
で、結果を見ると、速報での上位の人はおおむね数値が1以上ということで、対メディア戦で、うまくファンをゲットできているよねえと解釈。基本メディア露出の多い人たちが、係数1以上となっているようだ。
で、裾野係数が出ている人の中で、その裾野係数で順位をつけると、以下のようになる。
表2.裾野係数での順位表
裾野係数が2.49になっている松井玲奈さんの伸びが凄まじいよねってことになる。例のゲキカラさん効果なのかは、私は知らないけれど、対メディア戦での勝者といえるのかもしれない。
あと、この団体の元締めが、この団体を今後を占う上でのキーパーソンであるらしい高橋みなみさんも、裾野係数が1.27ってことで、新規ファンに対する牽引力としても、ちゃんと機能しているよねといえるのかもしれない。
で、ついでに横軸に前回の最終結果の値、縦軸に裾野係数をとったときの値をプロットしてみた。さらに、前回の最終結果の値は前回12位の1599、裾野係数は1で、線を引いてみた。
図2.前回の最終結果の値(横軸)と裾野係数(縦軸)との関係
4つのエリアに分かれるわけですな。で、私の考えで行くと、左上エリアは新しいファンが増えて今後の活躍も期待できるゾーン、右上エリアは新しいファンも順調に取り込んでいる旬のゾーン。右下エリアは、現状では今までのファンに支えられているけれど、さて将来はどうなるかゾーン。左下エリアは、まあがんばれゾーンといった感じだろうか。
この見立てで行くと、今後の活躍が期待されるのは、松井玲奈さん、高城亜樹さん、宮澤佐江さん、指原莉乃さんってことになってくるんだけど、どうなるのかは未来のことなんて私は知らない。
(前回最終結果に登場していない人は、この図には含まれないので、そこの人も今後の躍進が期待できるかもね)
とりあえず、今回は時間がないのでここまで。気が向いて、かつ、時間があれば、このデータ遊びシリーズは次もやるかも。
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