宇宙世紀0xxx年(注1)。1年戦争(注2)、グリプス戦役(注3)…2つの大戦を乗り越え、地球圏に束の間(注4)の平穏が訪れた。
テラフォーミング(注5)による火星の開拓(注6)、ティターンズ(注7)の反乱の爪痕も癒され、地球圏の復興、発展は急速に進められた。
…ここで、ある転機となる事件が起こる。
母星を失い、流浪の民(注8)となっていたバーム星人(注9)が地球への移民を求め、和平(注10)を望んできたのである。
コロニー国家への受け入れ、何より状況的に余裕のあった地球連邦政府は、バーム星人との和平交渉に応じることを快諾する。
バーム星人との和平会談は、「和平派代表の暗殺」という、最悪の結果で決裂戦争状態に突入してしまう。
地球圏の混乱を憂いていた、月のギガノス帝国(注11)…ギルトールは、会談の決裂をアースノイド(注12)の無能ゆえとし、 地球からの独立を掲げ、地球連邦政府に宣戦を布告する。
その戦乱に呼応するように、火星開拓都市は謎の敵(注13)によって突如襲撃を受け、地球では、なりを潜めていた百鬼帝国の侵攻が再開された。こうして…地球は再び戦渦の炎に彩られることとなる。
急速な事態の変化に、弛緩していた連邦政府が対応できるはずもなかった。 ただひとつ、地球連邦軍第13独立部隊…通称「ロンド・ベル隊」(注14)を除いて。
だが…ロンド・ベル隊は、戦乱の裏に隠された真実に、「極めて近く、そして限りなく遠い世界」(注15)からの訪問者たちに、その時、気づくはずもなかった。
大戦の火種に息を吹きかけたのが、「彼ら」だということにも…
参照:http://www.suparobo.jp/srw_lineup/srw_ap/story/index.html
1.どうやら宇宙世紀0999年よりは前の話らしい。
2.宇宙に住む人と地球に住む人とのイザコザがあったようだ。
3.どうやら、宇宙に住む人と地球に住む人とのイザコザの後に勝った者同士で、宇宙をまたにかけた内ゲバが起きたらしい。
4.束の間といっている時点で、次にいざこざが起きることは最初からわかっているという文章。
5.寺を火星に集めたのではない。
6.昔、火星人といえば、タコのイメージだったのにいつの間にそういうのがなくなったのだろう。
7.エリート気取りの割には、「汚名挽回」(正しくは返上)と臆面も無く言い放ってしまう人もいる、ファンキーな集団。
8.ちなみに、流浪の番組といえばタモリ倶楽部。
9.タイガーバームの売り子でもなければ、バームクーヘンの売り子でもない。
10.2010年2月8日にお亡くなりになった小説家の方とは関係ない。
11.1960年代の終わりまでに人類を月面に到達させると行ったのは、JFK。
12.地球に住む人たちの総称。ちなみに、宇宙移住者はスペースノイド、ブロック崩しゲームといえばアルカノイド、貞子が這い上がってくるのは南箱根の井戸。
13.わざわざぼかすまでのことでもなかったのは内緒だ。
14.結局、いつもバカな上司の尻拭いをさせられる可哀想な部隊。
15.この手のネタはよく使われるけれど、だいたいパラドックスの処理で悩むパターン多し。